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執筆者の写真Mao Yamamoto

ホーム

電車を利用し始めて10年、もっとかもしれません。

けれども、未だに駅のエレベーターの「ホーム」と「改札口」のボタンに瞬時に反応できません。


というより、圧倒的に「ホーム」を押しがちです。


私がエレベーターを利用するのは、主に帰宅時なのですが、

オルガンやら背負って帰ってきてクタクタの足でエレベーターに乗ります。

早く家に帰りたい…早くホームに帰りたい!!

そんな思いから自然と「ホーム」ボタンを押して、なかなかドアが閉まらないことをこれまでに何度やったことやら…


これに関して、一つ言わせて頂きたいのは、

本当に「ホーム」はホームなのか?ということです。


考えてみてください。


どこからともなく列車がやってきて、行き先が決まっている人は目的地へ。

決まっていない人は気持ちの赴く先へ・・・

めちゃくちゃ旅立ちの空間だと思うのです。


むしろ、送り迎えの親族や友人が待っている「改札口」の方がホームではないでしょうか。


なので、きっとこれからも私は「ホーム」ボタンを押し続けるだろうと思います・・・。

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